【ニュースレター7月号】ちょっと待った!メール送信取消し方法
2025.06.24
ニュースレター 202507
この投稿はニュースレターの詳細版になります。
情報漏洩対策として、インターネットの出入口を防御するUTMやネットワーク内感染を防御するスイッチングHUBやWi-Fi機器があります。
ただし、機器を導入しただけでは100%の解決とはなりません。
ヒューマンエラーで大事なデータを誤送信してしまうことも情報漏洩につながります。
根本的なヒューマンエラーを防ぐことは可能です。簡単な方法として、送信を取り消す方法をご紹介いたします。
Outlookの場合、
①Outlook on the Web(ブラウザ版 Outlook / Outlook.com / Microsoft 365)
送信取り消し時間の設定方法:
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Outlook on the Web を開く(https://outlook.office.com)。
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右上の歯車アイコン(⚙)→「すべての Outlook 設定を表示」。
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「メール」→「作成と返信」。
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下の方に「送信を取り消す」オプションがあります。
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取り消し可能な時間(最大10秒)をスライダーで設定できます。
⏱ 最大10秒までしか取り消し猶予を設定できません。
②Outlook デスクトップアプリ(Windows)
Exchangeアカウントの場合:
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「メッセージの取り消し(Recall This Message)」機能が利用可能です。
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ただしこれは、送信後のメールを相手の受信箱から削除する試みで、相手がまだ未読で、かつ同じExchangeサーバー上にいる必要があります。
この方法では「取り消しの猶予時間を設定する」ことは できません。
使用方法:
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送信済みアイテムを開く。
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メールをダブルクリックして開き、「メッセージ」タブから「アクション」→「このメッセージを取り消し」。
③Outlook for Mac
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Mac版では「送信を取り消す」機能が順次実装されています(Microsoft 365版)。
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Web版と同様、最大10秒の取り消し猶予を設定できます。
Gmailの場合、
送信直後のメールを取り消す(Undo Send)機能が標準で搭載されており、取り消せる時間も自由に設定できます(最大30秒)。
送信取り消し猶予時間の設定方法(最大30秒)
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Gmail画面右上の歯車アイコン(⚙)をクリック → 「すべての設定を表示」。
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「全般」タブを開く。
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「送信取り消し」セクションで、取消可能時間(5、10、20、30秒)を選択。
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一番下の「変更を保存」をクリック。
注意点
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この機能は送信ボタンを押してから設定した秒数以内でしかキャンセルできません。
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時間を過ぎると完全に送信され、取り消し不可能になります。
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これは「送信を遅らせて猶予を持たせる」仕組みで、相手の受信箱に届く前に止めている状態です。